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NPhA三木田会長 調剤報酬改定で過去遡及のルール見直しに反発「二度と起こさせない」 敷地内薬局で

公開日時 2026/01/16 04:50
日本保険薬局協会(NPhA)の三木田慎也会長は1月15日の定例会見で、2026年度調剤報酬改定に向け、「ルール変更による不利益の徴取を過去に遡及して行うことはやめてほしい」との主張に力を入れたことを明かし、理解を得られていると手応えを語った。この顕著な例として、「合法の範囲内」であるにもかかわらず、24年度改定で大場な点数引下げがなされた「敷地内薬局」をあげ、「同じことは二度と起こさせない」と力を込めた。今改定でも、同一建物内の診療所誘致を“ルールの抜け道”などと非難する声が中医協でもあがっている。三木田会長は、敷地内薬局をめぐる大幅な点数引下げによる赤字が引き金となっているとの見方を示し、批判の声に対して「ルールの範囲内で行っている」と反発した。

◎「NPhAの主張も聞いてくださる方が多くなった」 強い覚悟と決意で活動

三木田会長は就任後間もなく臨んだ前回の24年度調剤報酬改定について、「時間がなく、大変厳しい改定をのまざるを得なかった」と振り返ったうえで、「忸怩たる想いをずっとしていたが、この間、過去と同じ轍を踏まないぞ、という強い覚悟と決意をもっていろいろな方面に活動してきた」と説明。「結果は予断を許さないが、NPhAの主張も聞いてくださる方が多くなったと感じている」と手応えを語った。

◎敷地内薬局議論「忸怩たる想い」 後付けでのルール変更「経営計画立てられない」

「ルールは、環境や社会の状況に応じて変わっていくと思うが、一回決まったにもかかわらず、過去に遡って全部変更するとなると、もう経営計画が立てられない」と話した。この例として、敷地内薬局をあげ、「合法の中で許されていた行為が突然、“けしからん”と変わった」との見方を表明。24年度調剤報酬改定で特別調剤基本料Aが新設され5点に引下げられたほか、技術料が90%減、薬剤料が10%減となったことに触れ、「こういうことを行政が先頭に立ってやるということはあり得ないことだ。同じことは二度と起こさせないというところを中心的に活動してきた」と話した。「こんなことが起きたのは薬局業界だけではないのか。前回(24年度改定)、そういうことを許してしまったのは忸怩たる想いだ」と吐露した。

◎除外規定の過去遡及に反発 診療所誘致での特別調剤基本料A逃れ「ルールの範囲内」

26年度調剤報酬改定に向けて敷地内薬局の例外規定(ただし書き)も議論の俎上にのぼっていることにも言及した。20年度改定で特別な関係の適用範囲を病院から診療所の敷地内に拡大する際に、従来から存在する医療モールへの配慮として、施設基準において「ただし、当該保険薬局の所在する建物内に診療所が所在している場合を除く」とされた。今改定では、薬局が同一建物内に診療所を誘致することで、特別調剤基本料Aの適用を逃れていることが指摘されており、ただし書きの削除を含めた見直しが検討されている。

三木田会長は、「除外規定を作る前に遡って、除外規定でできた薬局がすべてアウトとなると困るので、そこは意識して活動した」と説明。敷地内薬局の大幅な点数引下げで、「持続不可能な経営できない状況に押し込まれた。大赤字の中で、ルールの範囲内であらゆることを考えるのは企業としては当然の行為だ」とも話した。





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