米トランプ大統領 「TrumpRx.gov」 約600品目のジェネリック割引価格追加 4億ドル医療費削減と強調
公開日時 2026/05/20 04:53

米トランプ大統領は5月18日(現地時間)、医薬品直販サイト「TrumpRx.gov」の処方薬割引プログラムに約600品目のジェネリック医薬品を追加したと発表した。TrumpRx.govはこれまでトランプ大統領と最恵国待遇(MFN)価格政策で合意した製薬企業17社の医薬品の割引価格クーポンを提供してきた。今回はMFN価格のブランド薬とは別にジェネリック医薬品のリストを掲載した。メディアブリーフィングに臨んだトランプ大統領は、「2月の(TrumpRx)公開以降、すでに1000万回以上のアクセスがあり、消費者の医療費を4億ドル以上節約した。今後10年間で5000億ドルの節約が見込まれる」と成果を強調した。
◎「TrumpRx.で利用できる医薬品が7倍に増えた」 トランプ大統領
トランプ大統領は、「TrumpRx.で利用できる医薬品が7倍に増えた。600以上の手頃なジェネリック医薬品を購入することのできる選択肢を用意した」と強調。続けて、「患者は処方箋を薬局で受け取る前に、まずTrumpRx.govを確認することが最善の方法だ。これを手順とすることで、あなたが利用する薬局の価格をチェックでき、支払うべき金額がわかる」とアピールした。
◎主な追加GE品 アトルバスタチン、クロピドグレル、リシノプリル、メトホルミン

今回、TrumpRx.govに追加された主なジェネリック医薬品には、アトルバスタチン(高コレステロール血症治療薬)、クロピドグレル(抗凝固薬)、リシノプリル(ACE阻害薬)、メトホルミン(経口血糖降下薬)などが含まれる。米政府によると、比較的汎用性が高く、日常的に使用される医薬品の一部を掲載したと指摘。一方でFDAのリスク評価が適用される医薬品および一般消費者に直接販売チャネルを通じて提供されない医薬品は掲載しない。
このほか、TrumpRx.govを利用する患者は、自宅や職場に近い薬局の価格を地図上(写真・ニューヨーク マンハッタン)で確認できるほか、民間薬局が提供する様々な配送オプションのプログラムを比較することもできる。これに伴いAmazon Pharmacy、Cost Plus Drugs、GoodRxが提供する医薬品の割引についてはTrumpRx.govに統合されることも公表された。
◎「割引リスト表示で国内最大手の薬局割引会社間の現金価格競争を促進するだろう」

トランプ大統領は今回の発表に際し、「TrumpRx.govは患者が医薬品の最安値を現金で確認できる中心的なプラットフォームとなり、保険加入者は保険会社が提示する価格と簡単に比較できるようになる」と強調。患者を含む一般消費者が、「医薬品の支払いに苦労している一方で利用可能な数多くの割引制度について知らない可能性がある」と述べ、改めてTrumpRx.govの意義を説明するのと同時に、「各社の割引情報を患者が簡単に比較できる場所に割引医薬品リストを一覧表示することで、国内最大手の薬局割引会社間の現金価格競争を促進するだろう」と見通した。
トランプ大統領はまた、大統領経済諮問委員会(CEA)が5月5日(現地時間)に公表した最恵国待遇(MFN)価格政策の効果に関するエグゼクティブ・サマリーを引用し、「今後10年間で米国民が5000億ドル(サマリーでは5290億ドルと記載)以上の医療費を節約できると見込んでいる。これを現代における医療費削減の最大の画期的成果だ」と評価した。