武田薬品 国内血漿由来の献血グロベニン-I 10%静注を発売 高濃度化で投与液量減少 投与時間も短縮
公開日時 2026/07/07 04:48
武田薬品は7月6日、国内血漿由来の静注用人免疫グロブリン製剤である献血グロベニン-I 10%静注(一般名:ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン、以下「10%製剤」)を発売した。10%製剤の効能・効果は、既承認の献血グロベニン-I静注用(以下、5%製剤)の効能・効果に、自己免疫性脳炎(AE)が追加されている。薬価は、10%静注2.5g/25mLが3万5654円、10%静注5g/50mLが8万6993円、10%静注10g/100mLが17万3986円。
10%製剤は、5%製剤の剤形を凍結乾燥製剤から液状製剤へ改良し、有効成分濃度を5%から10%に高濃度化したもの。有効成分の高濃度化により投与液量が減少し、投与時間が短縮されるとともに、投与液量の負荷を軽減した大量療法が可能になるため、「患者さんの負担軽減が期待される」としている。また、5%製剤は投与時に凍結乾燥粉末の溶解操作が必要だが、10%製剤は溶解操作が不要となる。
◎大山JPBU第二事業部ヘッド 「血漿分画製剤の国内自給率の向上に貢献」
同社の大山尚貢・ジャパンファーマビジネスユニット(JPBU)第二事業部ヘッドは、「幅広い効能を有し、投与時間の短縮と投与液量の負荷を軽減した大量療法を可能とする国内血漿由来の献血グロベニン-I 10%静注を日本の患者さんにお届けできることを嬉しく思う」とした上で、「国内血漿由来の静注用人免疫グロブリン製剤を治療選択肢としてお届けすることにより、国内の安定供給と血漿分画製剤の国内自給率の向上に貢献できるよう尽力する」とコメントしている。