レコルダティ・黒山社長 「日本で商業化の受け皿として実力示す」 BMSの承継品・骨髄線維症薬を上市
公開日時 2026/08/05 04:52

レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパンの黒山祥志代表取締役社長は8月4日のメディアセミナーで、骨髄線維症治療薬・インレビック(フェドラチニブ塩酸塩水和物)について、「いろいろな患者様の特徴に合わせて治療オプションを選択できることで、予後やQOLの改善につながる」と期待を込めた。また、同剤がブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)からの承継品である点にも触れ、「日本で商業化する上での受け皿として適正使用を推進し、我々の実力を示すことで、日本におけるドラッグ・ラグ/ロスにも貢献していきたい」と意義を強調した。
インレビックは、骨髄増殖性腫瘍の一つである骨髄線維症を効能・効果とするJAK2阻害剤。JAK2に対して高い選択性及び阻害活性を有し、骨髄線維症の病態を制御することで治療効果を発揮することが期待されている。同剤はBMSが25年6月に骨髄線維症の効能・効果で製造販売承認を取得した後、同年12月にBMSグループとレコルダティとの間で、レコルダティが日本の製造販売権を取得することで合意し、26年2月に製造販売承認が承継された。
◎血液・腫瘍領域でのシナジーにも期待 「効率的なコミュニケーションや適正使用推進が図れる」
イタリアの製薬企業の日本法人であるレコルダティにとって8剤目の上市品。事業領域のうち血液・腫瘍領域で扱う寒冷凝集素症治療薬・エジャイモとのシナジーも期待される。黒山社長は、「(溶血性貧血の一種である)寒冷凝集素症だけでなく血液腫瘍の薬を持つことで、効率的に医師とのコミュニケーションや適正使用の推進が図れることに大きな意義がある」と述べた。
◎他社製品を導入・承継する「商社型のモデル」を展開
同社は他社製品を導入・承継する「商社型のモデル」(黒山社長)を展開している。今後について、黒山社長は「(現在事業展開している)内分泌・代謝領域と血液・腫瘍領域をファーストプライオリティとして考えているが、アンメットメディカルニーズが高い領域はほかにもある。患者さんの治療オプションの重要性を鑑みながら参入していきたい」と述べた。