テバ・14年度通期決算 主力のGE事業は前期比1%減収
公開日時 2015/02/18 03:50
テバ・ファーマシューティカルズ・インダストリーが2月7日に発表した2014年通期業績(14年1~12月)は、売上高202億7200万ドル(前年比0.2%減)、営業利益39億5100万ドル(同140%増)、純利益30億4200万ドル(同143%増)の減収増益になった。
主力のジェネリック事業などの減収をスペシャリティ事業の増収でカバーし、売上高では前期比微減にとどまった。増益については、前期と比べ訴訟関連費用および偶発的損失が大幅に減少したことによるもの。2014年通期の研究開発費は14億8800万ドル(同4%増)。
セグメント別売上高はジェネリック事業98億1400万ドル(同1%減)、スペシャリティ事業85億6000万ドル(同2%増)、OTC事業9億9600万ドル(同15%減)、その他の事業9億200万ドル(同5%増)。ジェネリック事業に含まれている原薬事業は7億2400万ドル(同0.4%減)。
地域別売上高はジェネリック事業がアメリカ44億1800万ドル(同6%増)、ヨーロッパ31億4800万ドル(同6%減)、その他各国合計22億4800万ドル(同5%減)、スペシャリティ事業がアメリカ61億1000万ドル(同1%増)、ヨーロッパ18億9800万ドル(同2%増)、その他各国合計5億5200万ドル(同8%増)。
スペシャリティ事業の主な製品別売上高は、多発性硬化症治療薬・コパキソン42億3700万ドル(同2%減)、慢性リンパ性白血病・トレンダ7億6700万ドル(同8%増)、気管支喘息治療薬(β2受容体刺激薬)プロエア4億7800万ドル(同11%増)、パーキンソン病治療薬・アジレクト4億2800万ドル(同15%増)、睡眠障害治療薬・ヌビジル3億8800万ドル(同21%増)、吸入ステロイド喘息治療薬・キュバール2億8600万ドル(同13%減)。