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第一三共 複数のがん領域細胞治療薬パイプラインで包括提携 米バイオベンチャーのKite社と

公開日時 2017/01/11 03:50

第一三共は1月10日、米国のバイオベンチャーであるKite Pharma社(カリフォルニア州)ががん領域細胞治療薬として研究開発する複数のパイプラインについて、日本での独占的実施権や導入オプション権を取得する包括提携契約を締結したと発表した。今後の開発計画など詳細は開示していない。コア領域化を進めるがん領域の強化が狙い。

導入する開発品の1つは、再発性・難治性の悪性リンパ腫に対する治療効果が期待されている「KTE-C19」で、開発、製造、販売の独占的実施権を取得。発表によると、CD19と呼ばれる悪性リンパ腫細胞の表面に発現している抗原を標的と細胞治療薬(キメラ抗原受容体T細胞:CAR-T、静脈内投与)を目指し、Kite社は開発。FDAからはBreakthrough Therapy(画期的治療薬)の指定を受け、2016年12月に承認申請。欧州では欧州医薬品庁(EMA)から優先審査スキームのプライム(PRIority MEdicines)指定を受けているという。

そのほか契約では、「KTE-C19」以外の開発品とKite社が今後3年以内に臨床開発に入る開発候補品の導入オプション権を取得する。品目の詳細は開示していない。

この契約では、治験用製造はKite社が実施、上市後の製造はKite社からの製造技術移管後に第一三共が実施する。契約締結に伴い第一三共は、5000万米ドルをKite社に支払うと共に、品目毎に契約に応じた各種マイルストンおよび販売ロイヤルティを支払う。

Kite社は、患者自身の免疫細胞に遺伝子改変を行い、がん細胞に対する攻撃性を高めた遺伝子改変免疫細胞を医薬品として使用する自家細胞治療薬の研究開発パイプラインを保有している。

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