製薬ビジネスの産業構想転換が始まった。政府が製薬業界に突き付けた薬価制度抜本改革は、まさに産業構造転換をいやが上でも促すものとなった。製薬各社は生産性向上を目的とした社内の組織・体制見直しに着手した。営業・マーケティングについては、国の推し進める地域包括ケアを念頭に、地域・エリア強化型営業体制に舵を切り始めた。ＭＲについても生産性向上の新たなプラン立案に余念がない。さらに、研究開発型企業の場合、過去の収益源だった長期収載品を他社に移管する動きも活発化している。本誌は、動き出した製薬ビジネスの産業構造転換の“いま”に迫った。（沼田佳之、酒田浩、神尾裕、望月英梨、岡山友美）PromotionContents>>総論かくして産業構造改革は始まった生産、営業、流通の全てが衣替え◆製薬各社...