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小野薬品 抗てんかん薬の国内開発・商業化でライセンス契約 韓国SKBP社と

公開日時 2020/10/14 04:50
小野薬品は10月13日、韓国SKバイオファーマシューティカル(SKBP)社と 抗てんかん薬「Cenobamate」に関するライセンス契約を締結したことを発表した。契約によって、小野薬品は日本における独占的な開発および商業化の権利を得た。

Cenobamateは、SKBP 社が創製し、2019年11月に米国FDA(食品医薬品局)から「成人におけるてんかん部分発作」の適応で製造販売承認され、2020年5月から「XCOPRI」の製品名で販売されている。

小野薬品は、契約によって日本における独占的なCenobamate の開発および商業化する権利を取得。契約一時金として50億円、申請・承認時および売上高に応じたマイルストンとして最大481億円を SKBP 社に支払う。SKBP社は、日本でもCenobamateの成人てんかん部分発作に関する第3相臨床試験を自社で実施する。また、SKBP社は日本において小野薬品と共同で Cenobamateを販売促進できるオプション権を留保している。

Cenobamateの詳細な作用機序は不明だが、電位依存性ナトリウム電流を阻害することにより、反復的な神経発火を減少すると考えられている。

小野薬品の相良暁社長は、「SKBP社が創製し、開発している Cenobamatに関して、SKBP 社と提携を開始できることを大変嬉しく思う。Cenobamateが日本のてんかん患者の新たな治療選択肢になると期待している」 と述べている。
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