エイザスは９月30日、同社が提供する数理モデルＡＩサービス「Forecast-A1」に、早い段階で売上増加につながる可能性が高い医師（以下、プライオリティ医師）を提示する機能が追加されたと発表した。プライオリティ医師は、１施設に複数の医師がいる病院勤務医の中からも発見でき、病院・開業医を含めた全ターゲット医師から抽出可能としている。

「Forecast-A1」の既存機能では、現在のディテールにより処方が増加する医師（ディテールリターン医師）を見つけていた。今回追加された新機能では、ディテールリターン医師になりやすい医師を「プライオリティ医師」としてリスト化するということになる。

同社は新機能について、「まだ処方増が不安定な状態で、これからディテールすれば、早い段階で処方増加、売上増加につながる確率が高い医師をプライオリティ医師として、マークを付ける事になる」とし、「これにより利用企業は、売上増加に影響する可能性がある医師が把握できる事になり、効率的な売上増加が可能になる」としている。

同社によると、プライオリティ医師に関する分析事例もあり、コロナ禍でディテールができない医師からの売上損失を、プライオリティ医師から取り戻す事に成功した例もあるようだ。