アルフレッサホールディングスは12月9日、子会社のアルフレッサと「しんようフォレストホールディングス」（本社：長崎県諫早市）、同社子会社の宮崎温仙堂商店と資本業務提携に向けた協議を開始すると発表した。4社は、アルフレッサと宮崎温仙堂の医療用医薬品等卸売事業における仕入・物流・情報システム等の業務提携による企業価値向上を目的とした資本業務提携を2022年中に締結することを目指す。具体的なスキームについては今後の協議で詰める方針。

アルフレッサHDは、グループ経営方針の１つとして「地域の人々の健康への貢献」を掲げ、エリアごとに地域特性に合わせた営業戦略の実践を進めている。今回の資本業務提携開始は、九州エリアにおける事業基盤強化や、大規模災害等の対応力向上を通じた企業価値向上が目的。長崎県、佐賀県、熊本県天草地方で、事業基盤を有する宮崎温仙堂との資本業務提携に向けて協議を開始する。

宮崎温仙堂は1927年1月設立。しんようフォレストホールディングスの100％子会社で、医療用医薬品、検査用試薬および機器等の卸売事業を手掛ける。本店所在地は長崎県諫早市。21年2月期の売上高は226億7000万円。