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倉敷中央病院とNEC AIで心筋梗塞・糖尿病の発症リスクを予測 45万人分のカルテ等活用して共同研究

公開日時 2022/10/07 04:49
倉敷中央病院とNECソリューションイノベータは10月5日、心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣に起因する疾患の予防に向けて、生活習慣病の発症リスクをAIで予測する共同研究を開始すると発表した。匿名化した45万人分のカルテ情報と10万人分の健康診断情報をもとに将来起こりうる生活習慣病の発症リスクを予測する。将来的には腎疾患や肝疾患への拡大も検討する。

倉敷中央病院は、地域医療機関と連携した「地域医療エコシステム」の構築を目指している。今回の共同研究もその一環とされ、AIで予測した疾患の発症リスクに応じ、人間ドックやオプション検査など、最適な検査の推奨や、疾患発症に対処する治療や生活習慣の改善などの予防プランの立案を行い、地域住民が安心して暮らせる環境づくりへの貢献を目指す。

◎倉敷中央病院のカルテ情報と予防医療プラザの保有する過去10年分の健診情報を活用

共同研究では、倉敷中央病院が保有する約45万人分のカルテと、予防医療プラザが保有する健康診断の過去10年分の情報を活用し、将来起こりうる生活習慣病の発症リスクを予測するAIをNECソリューションイノベータが開発する。対象疾患は心筋梗塞や脳梗塞などの循環器疾患と糖尿病などの内分泌疾患。

◎NECソリューションイノベータ 「健診結果予測シミュレーション」へのAI導入目指す

NECソリューションイノベータは、フォーネスライフ社と少量の血液から疾患発症リスクを予測するデジタルヘルスケアサービス「フォーネスビジュアス」を2021年から提供しており、予防医療の普及と推進に取り組んでいるところ。将来的には、「フォーネスビジュアス」の一部サービスとして提供している「NEC 健診結果予測シミュレーション」へのAI導入を目指している。また、今回の共同研究を通じて、腎疾患や肝疾患などへの対象拡大も視野に入れている。

両者は、「AIの活用により、受診者一人ひとりの発症リスクに応じて、検査の推奨および生活習慣の改善策を提案するオーダーメイドヘルスケアの提供を目指したい」と強調した。

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