FDA 大うつ病性障害治療薬Viibrydを承認
公開日時 2011/01/26 04:00
米食品医薬品局(FDA)は1月21日、PGxHealth(コネチカット州ニューヘブン)のViibryd錠(塩酸vilazodone)を成人の大うつ病性障害治療薬として承認したと発表した。
同剤は、10㎎、20㎎、40㎎錠の3規格。Viibrydは、他の抗うつ剤と同様に、ラベルの枠組み警告および患者ガイドに、小児および18~24歳の青少年では自殺念慮、自殺行為のリスクを増やす可能性があることが記述された。
しかし、24歳以上の成人ではその可能性を示していないこと、および65歳以上の高齢者では、自殺念慮、自殺行為を減少させる可能性があることを示していることも併せて記述した。同剤の臨床試験での主な副作用は、下痢、悪心、嘔吐、不眠症など。
FDA医薬品評価研究センター(CDER)のThomas Laughren精神病薬製品部長は、「薬剤は患者により異なった影響を与えるので、うつ病に悩む患者のオプションが多様になることは重要なこと」と話し、同剤の登場を評価した。