ソネット・エムスリー 「3割負担」で処方変更、医師の半数
公開日時 2003/04/07 23:00
4月から実施された医療費の被用者保険本人3割負担で医師の半数近くが、処方薬剤の絞り込みや薬価の低い薬剤選択への移行を実施または今後の移行を考えていることが、ソネット・エムスリー(so-net M3)が4月7日にまとめた意識調査結果(速報)で分かった。「すでに移行」は15%、「今後移行」は33%で、合わせると48%。また、「患者から希望があれば変える」の32%を除くと、「特に影響なし」と答えたのは20%だった。「すでに移行」と答えたのは病院勤務医が12%、開業医が23%、「今後移行」がそれぞれ32%、38%だった。一方、「患者からの希望があれば変える」との回答はそれぞれ35%、24%と逆転しており、患者負担増とそれに伴うと考えられる患者減について、開業医の方が性急な問題ととらえている実態がうかがえる。調査は4月3日、同社のウェブ市場調査サービス「リサーチ君」を使い、医師1000人(うち開業医32%)を対象に実施。