業界団体が率先して患者とのコミュニケーションを
中央大学ビジネススクール・真野俊樹教授の考察
公開日時 2025/10/01 00:00
「患者貢献に関する取り組みは企業の持続的成長の基盤になる」と考える人は約8割――。今回の調査では、従業員の多くが所属企業の掲げる患者貢献と営利活動は対立するものではないと考えていることが浮き彫りになった。ミクス編集部と共同調査を行った中央大学ビジネススクールの真野俊樹教授(真野研究室メディケアプロジェクト)は、調査結果を「非常に興味深い」と振り返ったうえで、今後について「業界団体が率先して患者とのコミュニケーションをとっていくことが大切ではないか」と指摘する。医療経済学が専門で、「いのち」と効率の両立に関する著書もある真野教授に、調査結果の受け止めについて聞いた。(聞き手・沼田佳之、岡山友美)患者貢献への意識の高さで際立つ製品学術部調査のなかで注目したのは、製薬企業が掲げる患者貢献と営利活動...