中医協・総会 サンドスタチンなど有用性加算(II)で薬価算定
公開日時 2004/06/09 23:00
中医協は6月9日の全員懇談会後、総会を開き、日本チバガイギーの消化管ホ
ルモン産生腫瘍/先端巨大症・下垂体性巨人症治療薬「サンドスタチンLAR筋
注用10mg」「同20mg」「同30mg」(成分名:酢酸オクトレオチド)など5成分
8品目の薬価収載について了承した。同剤は、1日2~3回の皮下注が必要だ
った従来品に比べ、4週ごとに1回の筋注で臨床的に優れているとして、有用
性加算(II)の対象となり、薬価は10mg13万617円、20mg23万1078円、30mg32
万2617円。6月18日収載予定。
また、日本化薬が「動注用アイエーコール100mg」、ブリストル製薬が「動注
用コナブリ100mg」の販売名で申請していた悪性腫瘍用剤(シスプラチン)も、
肝細胞がんにも有効であることなどから、有用性加算(II)の対象となり、9
万1880円。
その他に承認された3成分3品目は次の通り。
セロトニン5-HT3受容体拮抗型制吐剤「シンセロン錠8mg」(塩酸インジセト
ロン)日清キョーリン製薬=1770.10円▽光線力学的療法用剤「注射用レザフ
ィリン100mg」(タラポルフィンナトリウム)明治製菓=38万9498円▽脳疾患
診断薬「ベンゾダイン注」(イオマゼニル123I)日本メジフィジックス=3363
円