富士経済調査 ジェネリック薬市場、07-10年で伸長率は17.5%に
公開日時 2008/12/16 23:00
富士経済が12月16日にまとめたジェネリック薬(GE)の市場調査結果によると、
07年から10年にかけGE市場は17.5%伸びる。処方せん様式の改定や増加してい
るDPC病院でのGEの取り扱い増加などが伸長要因。
まとめによると、07年~10年までの全医療用医薬品市場の伸び率は5.6%なの
に対し、GE市場は07年は3062億円が10年には3597億円となり、伸び率は17.5%。
10年の医療用医薬品市場に占めるGEシェアは5.2%(07年4.7%)になると見通
す。
07年と比較して市場の伸びが大きい薬効群は、降圧剤(10年の市場予測300億
円、伸び率65.7%増)、統合失調症治療薬(同29億円、同61.1%増)、糖尿病
治療剤(同82億円、同57.7%増)、体内診断薬(同120億円、同57.9%増)、
抗がん剤(同175億円、同54.9%増)。調査結果は「2008ジェネリック医薬品
データブック」(税込価格21万円)にまとめられている。