欧州製薬団体連合会(EFPIA)は、スェーデンで新規コードシステムを活用した偽造医薬品対策を試行する。EFPIAが10月20日発表した。
同コードシステムは、バーコードに類似した形態で、製品コード、バッチナンバー、有効期限、個々の包装を特定する独特の無作為化連続番号などを個々の製品包装に表示、薬局で薬剤師が同コードを読み取り偽造医薬品か否かを確認、偽造品ならば警告を発するシステム。
EFPIAは、スェーデンの小売薬局Apoteket ABおよび医薬品卸のTamro & Oriola-KDと協力、ストックホルム市内および近郊の25薬局で約10,000品目に上る製品について同システムの試行を行う。試行は11月後半までの予定。
EFPIAのBrian Ager事務局長は、個々の製品での確認作業では完璧な偽造医薬品対策にはならないとしながらも、「末端での確認作業は製品の安全性確保と患者からのサプライチェーンに対する信頼回復に貢献する」と期待感を示している。