「価値に見合う価格」で医薬品流通は正念場!
公開日時 2010/01/28 00:00
再編加速、外資に追い風、卸は価格設定力・MS力の存否かける2009年8月末の総選挙で民主党が大勝、9月には政権交代が現実となった。「医療崩壊を救う」とするマニュフェストの行方が注目される中、昨年末には10年ぶりに診療報酬0.19%増が大臣折衝の末決まった。途中、中医協委員の選任などで1ヵ月のブランクがあり、日医の推薦委員を大学病院の代表などに入れ替えることで再開された。日薬連が提案した薬価維持特例の2012年導入も五里霧中となったかに見えたが、9月調査の薬価乖離幅が10年来最大の8.4%だったことが示されたのとセットのように、4月から2年前倒しで時限的に実施するとの厚労省案が曲折の末に決まった。流通力の真価が問われる場面の急浮上だ。サプライチェーンロジスティクス研究会代表保高英児◎中医協、日...