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ノバルティスと小野 認知症用薬リバスチグミンを承認申請 国内初の貼付剤

公開日時 2010/03/02 04:02

 ノバルティス ファーマと小野薬品は3月1日、両社で共同開発したアルツハイマー型認知症治療薬リバスチグミン(一般名)の貼付剤について、日本で2月26日に承認申請したと発表した。アルツハイマー型認知症治療薬では世界で唯一の経皮吸収型製剤となる。両社は、介護者が薬剤の使用状況を容易に確認できる、服薬コンプライアンスの改善が期待できる、介護者の負担軽減につながる――ことなどをメリットとして挙げている。同剤はノバルティスの創製品だが、日本での早期の製品化に向けて小野薬品と05年12月に共同開発・共同販売契約を結んだ。

アルツハイマー型認知症は記憶や思考、行動に関して重要な役割を担っている脳内神経伝達物質アセチルコリンの脳内生成の減少によって発症するとされる。リバスチグミンはアセチルコリンの分解酵素であるコリンエステラーゼを阻害する。コリンエステラーゼ阻害薬は副作用として吐き気やおう吐が広く知られるが、リバスチグミンの貼付剤は血中濃度のコントロールが容易のため、これらの副作用を軽減できるメリットもあるという。

世界ではリバスチグミンは経口薬と1日1回の貼付剤が販売され、09年1~12月の売上高は計9億5400万ドル(前年比17%増、為替影響を除いた現地通貨ベース22%増)。貼付剤は07年7月の米国を皮切りに現在世界70か国以上で販売されている。貼付剤の登場がリバスチグミンの急成長につながり、すでに09年売上高の半分以上を貼付剤が占める。一方、ノバルティス日本法人によると、日本市場では貼付剤のみとし、経口剤の開発計画はないという。

日本で販売されているアルツハイマー型認知症治療薬はドネペジル(製品名=アリセプト)のみ。このため両社は、「新たな治療の選択肢が望まれており、リバスチグミン貼付剤が患者、家族、医療従事者の方々に貢献できるものと期待している」とコメントした。

 

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