MRの面会制限 必要だが臨機応変に対応した方がよいが64% 医師調査で
公開日時 2010/03/18 04:00
医師限定サイト「MedPeer」(旧NextDoctors)を運用するメディカル・オブリージュは、MRの面会制限について会員に対し調査したところ、64%は「制限は設けても臨機応変に対応した方がよい」との結果が得られた。MRとの面会について、ネットや文献では得られない情報が得られる機会と捉えるなど、肯定的に見ていることがうかがえる。
会員2万8505人を対象に1803人から回答を得た。「制限は設けても臨機応変に対応した方がよい」との回答以外では、「制限は特に設けなくてよい」22%、「制限は設けて、厳格に適用すべき」13%だった。
制限がいらない理由について、「時間の調節がかえって面倒。忙しければ『今はダメ」と言いだけ」「学会から距離のある開業医には大事な新しい情報を含んでいる。制限を一律に制限するのではなく、個別に検討すればよい」「MRは貴重な情報源」との声があった。
厳格に制限すべきとする意見では、「無駄。学会や学会誌、インターネットで十分」「自社製品の利点ばかり強調するのみで、有用な情報が得られない」との指摘がある。
ただ、いずれの回答においても、節操がない、一方的な面会、雰囲気を察しない、単なる「あいさつ」だけといった面会は「お断り」であることは共通している。