08年度GE数量シェアは17.6% 0.4ポイント増 GE薬協調べ
公開日時 2010/05/20 04:00
日本ジェネリック製薬協会は5月19日、08年度のジェネリック(GE)のシェア分析結果を発表した。数量ベースで17.6%(0.4ポイント増)、金額ベースで6.8%(0.6ポイント増)で過去最高となった。
前年度からの伸びでは、過去5年で最も高かったのは数量ベースで0.3ポイント(07年度)、金額ベースでは0.6ポイント(06年度)であり、今回数量ベースが最も高い伸びとなった。
これらの伸びは、GE薬協会員の08年度決算などをまとめた「経営実態調査」にも表れ、比較可能な35社合計の売上高は4031億円で16.5%増、営業利益は414億円の22.5%増。09年度業績の見通しについては、39社中33社が増収と予想。うち25社が増益を予想している。
08年度は診療(調剤)報酬改定が実施されており、処方せん様式をGEを原則とする形に改めたほか、調剤基本料もGE調剤率30%以上に加算(4点)を認めるといったGE使用促進策が後押ししたと考えられる。