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PhRMA加盟企業 395剤の感染症治療薬・ワクチンを開発中

公開日時 2010/09/24 04:00

米国研究製薬工業協会(PhRMA)のメンバー会社が、合計395剤に上る、感染症治療薬およびワクチンを開発中で、一部はすでに食品医薬品局(FDA)の審査中であることが分かった。PhRMAがこのほどまとめた「開発中の感染症治療薬2010」で明らかになった。


報告書では、PhRMAメンバーが、米国での薬剤耐性菌、開発途上国での既存および新興感染症などに対して取り組んでいる状況を、抗生物質/抗菌剤、抗真菌剤など薬効別に、製品名、企業名、適応症、開発ステージの順で一覧表の形式で説明している。


395剤の内訳は、抗生物質/抗菌剤88剤、抗真菌剤20剤、抗感染症剤14剤、抗マラリア剤6剤、抗寄生虫剤8剤、抗ウイルス剤96剤、ワクチン145剤などとなっている。なお、この中にはAIDS/HIV関連薬は含まれていない。2009年のPhRMAの調査では97剤がAIDS/HIV関連薬剤・検査薬となっている。


PhRMAは、1974年には黄色ブドウ球菌の耐性菌発生率が2%だったものが2004年には63%へと急上昇、そのため、過去10年間で敗血症患者は91.3%増加し、毎年敗血症で215000人が死亡することなどを背景に、メンバー企業が耐性菌を抑える薬剤の開発に重点を置いていることを特記している。米国では毎年200万例の薬剤耐性菌による感染症が発生、その医療費は340億ドルに上り、早急な対応が迫られている。

 

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