ファイザーは２月10日、医療従事者（医師、薬剤師、看護師など）向け無料会員制ウェブサイト「PfizerPRO」に新コンテンツを掲載すると発表した。新コンテンツでは、The New England Journal of Medicine（NEJM）に掲載されている全ての論文をフルペーパーで閲覧できるほか、米国整形外科学会（AAOS）の日本語版の抄録を同サイトにだけ掲載する。また、適正使用のための学術情報を提供することを目的に、同社の医療用医薬品に関連した学術文献の検索・閲覧サービスも行う。開発品目、新薬情報、製造販売後調査を公開するほか、PMS（市販後調査）データの閲覧もできるようにする。

また、同サイトには新たな機能も付加し、利用者が設定した興味のある分野の情報を優先的に見やすくするとともに、行動パターン解析より同様の行動をとっている人の最適ページを推奨する。「ダウンロードセンター機能」も設け、様々なページをサーフィンすることなく、各種電子宣材物を確認可能にする。

同サイトは10年２月に開始し、きょう14日で１周年を迎える。医療用医薬品の情報などをインターネットから入手する医療従事者が増えているため、同社はＭＲによる情報提供にあわせてネットでの情報提供を強化する必要があると判断し、同サイトを開設した。