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花粉症 自院で内服・点鼻・点眼薬を処方7割超 重症者以外は全科対応必要な国民病

公開日時 2011/03/07 04:03

医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、医師の花粉症治療に関する意識調査結果を発表した。耳鼻咽喉科、眼科、アレルギー科以外の医師を調査対象に治療方針を聞いたもので、最も多い回答は、「鼻症状、眼症状のいずれも自院で内服・点鼻・点眼薬の処方を行うが、症状が重篤な場合は耳鼻咽喉科や眼科の受診を勧める」というもので、回答医師は全体の46.7%だった。次に多い回答は「自院で内服・点鼻・点眼薬の処方を行う」で26.8%だった。いずれの回答医師も、花粉症は国民病といわれるほど患者数の多い疾患のため、許される範囲内、出来る範囲内は専門科以外の医師も治療すべきとのコメントが多く見られた。MedPeerの会員医師は約3万5000人。


調査は1月31日~2月13日に実施した。有効回答数は2461件。調査は会員医師が他の会員医師に日常診療での疑問を聞き、回答を得るもの。今回は、「大量飛散が指摘される2011年の花粉症シーズンが本格化しつつあるが、花粉症の症状を訴える患者に対する今年の治療方針を聞きたい」というもの。


「自院で内服・点鼻・点眼薬の処方を行うが、重篤な場合は耳鼻咽喉科などの受診を勧める」か「自院で内服・点鼻・点眼薬の処方を行う」と回答した医師からは、「重症でなければ一般医も基本的な生活指導と処方薬で対処すべきだろうし、かなりの部分までできると思う」(一般内科、50代)、「対象患者がこれだけ多いと全科の医師が許される範囲の治療をやってよい」(脳神経外科、50代)、「今のクスリは安全性が高いので基本的に複数医療機関にかかる必要なし」(一般内科、50代)、「症状コントロールできない場合には専門医へ紹介」(一般内科、30代)などのコメントが多く見られた。


一方で、「基本的に耳鼻咽喉科や眼科の受診を勧める」との回答は24.6%占めた。この回答医師からは、院内に耳鼻咽喉科などがあるからとのコメントが散見されたほか、「減感作療法など根本的な治療の選択肢もあり、専門家に対応してもらうべき疾患」(一般外科、30代)、「薬が次々新しくなるので自分ではどれが最適か判断できない」(麻酔科、50代)――といったコメントも見られた。

 

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