レビー小体型認知症
公開日時 2011/04/27 00:00
認知症の2割を占め、国際的に注目される疾患保険適用薬なく、ままならぬ早期診断・治療三大認知症のひとつに位置付けられるレビー小体型認知症(dementiawithLewybodies:DLB)。横浜市立大学名誉教授の小阪憲司氏によって発見された比較的新しい認知症だが、病態の解明が進むとともにその患者数は増加傾向にある。記憶障害を主症状とするアルツハイマー型認知症(ATD)と違い、初期症状として幻視や抑うつ、睡眠中の異常言動やパーキンソン症状などが現れるといった特徴があり、介護上の大きな問題となっている。症状の改善には早期診断・介入が重要となるが、保険適用されている治療薬はなく、臨床における認知度の低さが壁となっている。疾患の特徴推定患者数54万人パーキンソン症状が特徴DLBはATDに次いで2番...