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FDA 抗てんかん薬Potigaを承認

公開日時 2011/06/16 04:00

米食品医薬品局(FDA)は6月10日、抗てんかん薬Potiga(ezogabine)を承認した。


適応は、成人におけるてんかんに伴う部分発作の追加療法。同剤はてんかん治療薬としては初のニューロン・カリウムチャネルオープナー。副作用としては、尿閉、精神錯乱・幻覚など精神神経症状を発現する可能性があるので、注意深い観察が求められている。また、Potigaは、他の抗てんかん薬同様、非常にまれに自殺念慮・自殺行為を起こすことがあるため、不安感、うつ状態、自殺願望などが生じたら医師に相談するよう呼びかけている。


同剤処方の際には、使用上の注意・副作用等を喚起するために患者向け「Medication Guide」が配布される。
FDA医薬品評価研究センター(CDER)のRussell Katz神経学製品部長は、てんかん患者の約3分の1は既存の薬剤では発作を十分にコントロールできていないとの現状を説明したうえで、「てんかん患者に治療オプションが多様となることは重要だ」と歓迎している。


同剤は、Valeant Pharmaceuticals North America(ノースカロライナ州ダーハム)が開発、グラクソスミスクライン米法人(ノースカロライナ州リサーチトライアングルパーク)が販売する。
 
 

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