TopInterview東和薬品代表取締役社長吉田逸郎氏「現在の日本での供給不安を解消した先には、海外展開も視野に入る。これを実現する可能性があるのは東和だけだ」――。東和薬品の吉田逸郎代表取締役社長は胸を張る。供給不安が長引くなかで、吉田社長は製造余力を持つ“バックアップ生産体制”を構築することで、真の安定供給体制を強化する重要性を説く。後発品だけでなく、“特許満了医薬品”として、長期収載品の生産工場も含めたアライアンスを通じた安定供給体制を構築。国内自給率を高めるべきとの考えだ。一方で、品質をめぐってはニトロソアミン類への対応をはじめ、グローバル基準をクリアする必要性が高まっている。医薬品の安定供給にも、海外展開にも品質がカギを握るとの考え...