PhRMA加盟企業 900超のバイオテク医薬品を開発中
公開日時 2011/09/21 04:00
米国研究製薬工業協会(PhRMA)の会員企業は、全体で100以上の重篤な疾患などを対象に901剤のバイオテクノロジーを活用した医薬品を開発中だ。PhRMAが9月14日公表した報告書で明らかにした。
901剤は現在、米食品医薬品局(FDA)審査中のものも含むが、薬効別ではがんおよび関連症状が353剤、感染症187剤、自己免疫疾患69剤、心血管疾患59剤など。活用されているバイオテクノロジー別では、モノクローナル抗体が300剤、免疫力の一層の賦活を目指すワクチン製剤が298剤、アンチセンス薬が23剤、インターフェロンが23剤などとなっている。
PhRMAのJohn Castellani会長兼CEOは、「バイオテクノロジーは医師・患者に救命とQOLの向上をもたらす選択肢を提供してきた。(バイオテクノロジーを活用した)新規治療法は人間の疾患をいかに予防でき、かつ治療できるかを示している」とバイオテクノロジーの疾患治療への貢献を強調している。
一方、PhRMAは、いまだアンメットメディカルニーズが存在するとしているが、バイオテクノロジーの将来のイノベーションがこのような疾患の患者を救う進歩をもたらすとの期待感を示している。