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Health2.0 Tokyo Chapter 製薬企業のiPad導入は“目的の明確化”が不可欠

公開日時 2011/10/18 04:02

2010年6月の大塚製薬によるiPad導入を皮きりに、MR活動の支援ツールとしてiPhoneやiPadなどスマートメディアを導入する企業が相次いでいる。10月14日に東京都内で開催された「Health 2.0 Tokyo Chapter 第3回会合」ではエーザイが導入したiPadの事例が報告され、症例ベースで医師とMRをつなぐツールとして活用され、成果をあげていることなどに関心が集まった。


エーザイが導入したiPadは、①Webサイト閲覧②製品関連の資料③メール閲覧④動画⑤営業実績⑥サイクルナビ――の6つの機能を持たせたもの。2010年10月、MR80人を対象に試験的に導入し、翌11年2月に、全MR・学術担当1700人に本格的に導入した。事例を紹介したエーザイ・イースト・アジア・リージョン事業戦略部統合戦略室の開發寛氏は、「パッとついて(電源)、とてもきれい(画面)、長持ち(バッテリー)」がiPadの長所であると説明し、これを生かすための機能を限定させたと説明した。


◎患者情報共有で全社的にMRをバックアップ


特徴的なのが、がん患者の情報を一括管理する“サイクルナビ”というシステムだ。サイクルナビには、全患者の基本情報(病態、PS、HER2、ホルモン)、検査値(好中球、血小板)、他の抗がん剤の投与状況などが1枚の表にまとめたもの。MR自身が医師から聞き取り、患者の治療経過をフォローアップする。この情報を、社内情報配信サービスである“Handbook”を活用し、MRと本社や支店で共有化することを可能にした。


これにより、「たった1つの表を見ることで、1人の患者さんを全社でサポートすることができる」と説明。「必要であれば投与の中止、減量などの判断もMR任せにしない」と説明し、がん領域に参入したばかりのMRを強力にバックアップしているとした。また、結果として、市販後調査(PMS)や全例調査も推進されることも紹介した。そのほか、最新の医薬品情報を配信し、指一本で更新することを可能にし、医師への質問にも即時対応する支援を整えた.。


開發氏は、iPad導入の成功のカギは、「目的を明確化して、良いツールを選び、ちゃんと推進する」ことが重要と強調。特に、「導入コンセプトを決めて、ぶれないことが一番大事。ツールがこれだけ変化する中、小さく参入するコツ」と述べた。


「Health 2.0 Tokyo Chapter 第3回会合」の模様は、11月1日発行のMonthlyミクス11月号のSpecial Report「シリコンバレー発のHealth 2.0会議」の中で詳報します。

 

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