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ファイザーとメディベーション アルツハイマー型痴呆症の開発中止を発表

公開日時 2012/01/20 04:00

ファイザーとメディベーション社は17日、両社が共同開発していた非選択的抗ヒスタミン薬・ディメボン(一般名・ラトレピルジン)のアルツハイマー型痴呆症に対する臨床第3相試験で有意な結果が得られなかったことを発表した。これにより、ディメボンについてはアルツハイマー病を含む全ての適応での開発は中止され、両社の共同開発提携も打ち切りとなる。


両社は、ディメボンに関して、軽症~中等症のアルツハイマー型痴呆症1003例を対象にした臨床第3相試験「CONCERT」を実施してきた。CONCERTはアリセプト(一般名:ドネペジル)を最低4カ月以上投与されている軽症~中等症のアルツハイマー型痴呆症の症例に対して、ディメボン20mg1日3回、ディメボン5mg1日3回、プラセボを上乗せして12か月にわたってその効果を比較した二重盲検無作為化プラセボ対照試験。


プライマリエンドポイントは、アルツハイマー型痴呆症認知行動評価尺度(ADAS-cog)、アルツハイマー型痴呆症生活機能尺度(ADCS-ADL)だったが、いずれでもディメボン追加群はプラセボ群に比べて有意差は認められなかった。この結果を受け、アルツハイマー型痴呆症で進行中の非盲検臨床試験なども中止される。


ディメボンは軽症~中等症のアルツハイマー型痴呆症598例を対象にした二重盲検無作為化プラセボ対照比較試験「CONNECTION」でもプラセボ群に比して有意差を示せないことが2010年3月に明らかになっているほか、11年4月にはハンチントン病の第3相臨床試験「HORIZON」でもプライマリエンドポイントを達成できなかったと発表されている。


今回の結果を受けてファイザーのSteven J. Romano上席副社長は「アルツハイマー型痴呆症は非常に複雑な疾患であると認識している。今回の残念な結果にかかわらず、当社は患者に革新的で意味のある新たな治療オプションを提供するという究極の目標をもちアルツハイマー型痴呆症の科学的進歩に関与を続けていく」とコメントしている。


なお、ディメボンに関しては08年9月にファイザー社とメディベーション社が、アルツハイマー型痴呆症やハンチントン病の治療薬として共同開発・販売提携に合意。当時の合意内容では、ファイザーはメディベーション社に2億2500万ドルの契約金と開発段階に応じて最大5億ドルの達成報奨金を支払い、アメリカでの開発費や販売費用の60%を負担するとしていた。

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