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新薬処方のタイミング 医師の4割「安全性が明確になってから」 画期的新薬は別

公開日時 2012/02/15 04:02

医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは2月14日、新薬を処方するタイミングに関する調査結果をまとめた。「副作用など、薬剤の情報が明確になるまで従来の薬剤を使用する」との回答が4割と最も多く、既存薬に比べてよほどの画期的新薬でなければ、すぐには処方を開始しないとの結果が得られた。実地医療における安全性の情報収集をしたいとしている。一方、「既存薬の在庫を優先的に処方した後、新薬を処方する」との回答は22%あり、よほどの画期的新薬でなければ病院経営の側面から新薬は処方しない(できない)とのコメントが見られた。同サイトの会員医師は約4万2000人。

調査は1月20日~26日に実施した。有効回答数は2381件。調査は会員医師が他の会員医師に日常診療の素朴な疑問をサイト内で聞く形で実施するもの。今回の質問は、「既存薬と比較して非常に効果のある新薬が発売された際、すぐにでも新薬を処方したいのが医師の希望と思う。しかし実際には既存薬の在庫や副作用など不明な点があるために容易には新薬を処方できないことが多いと思う」として、新薬に切り替えるタイミングを聞いた。

その結果、「副作用など、薬剤情報が明確になるまで既存薬を使用」との回答が40%で、回答医師からは「他の医師の使用した感想などを聞いてから使用する。おおむね半年遅れ」(40代、腫瘍内科)、「既存薬に対して全くもって満足できていない時はすぐに切り替えるが、そうでなければ少し様子を見る」(40代、一般内科)、「安全第一。よほど有効性があるなら」(40代、産婦人科)――といったコメントが多く寄せられた。また、「余程の薬でない限り、長期処方解禁まで原則的に使わない」(40代、一般内科)など、安全性の確認とともに2週間処方制限解除も切り替えタイミングとして考慮しているとの内容が散見された。

次いで多かった回答が「在庫は気にせず自分の決めたタイミングで処方する」で、回答割合は28%だった。院外処方であったり、また患者ベースの医療を提供する観点から在庫は気にしないとのコメントが多く見られた。その上で、「エビデンスはしっかり検証する」(40代、皮膚科)や「自分が適切だと感じた患者に新薬を適宜処方していく」(40代、一般内科)などのコメントが見られた。

そのほか、「在庫のある薬剤を優先的に処方し、その後、新薬を処方する」は22%、「患者にどちらの薬剤にするか選択してもらう」が4%、「使い慣れた薬剤を処方し続ける」が3%――となった。使い慣れた薬剤を処方し続けるとの医師コメントは、「既存の処方薬が奏功しない、あるいは副作用が強い場合に新薬を処方する」(40代、腫瘍内科)や「基本的に従来の薬を使い続ける。在庫は気にしないが薬の切替は勇気がいる」(30代、循環器内科)との内容だった。

 

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