「協和キリン 富士フイルム バイオロジクス」発足 まずヒュミラ後続品を開発
公開日時 2012/03/28 04:01
バイオシミラー(バイオ後続品)を扱う協和発酵キリンと富士フイルムの合弁会社「協和キリン 富士フイルム バイオロジクス」(東京都千代田区)が3月27日に発足した。まずは関節リウマチ治療薬のヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体製剤「アダリムマブ」(製品名:ヒュミラ)のバイオシミラーの開発に取り組む。両社が同日に発表した。
発表によると、臨床試験開始後4~5年で上市することをめどに開発を進め、毎年1品目ずつバイオシミラー医薬品の臨床試験を開始していく計画。また、バイオシミラーの販売提携に関して、他社と協議を行っていく予定という。
同社の資本金は1億円で両社折半。社長は野村英昭氏(協和発酵キリン)、副社長は川口誠氏(富士フイルム)。従業員数27人。