ベーリンガーインゲルハイムジャパンは、医療用医薬品事業を手掛ける日本ベーリンガーインゲルハイム（NBI）の代表取締役社長に、青野吉晃・前ノバルティスファーマ営業本部長が６月１日付で就任するトップ人事を決めた。青野氏は５月１日付でNBIに取締役として入社、引き継ぎなどを行う。

青野氏はノバルティスの前身の日本チバガイギーに新卒入社し、循環器事業部長、マーケティング本部長、営業本部長など営業・マーケティング一筋のキャリア。11年７月には社長補佐に就いた。ARBディオバン（バルサルタン）など、主に循環器領域の製品を成長ドライバーに育てあげた経験を持つ。

一方、NBIは、抗凝固薬である経口直接トロンビン阻害薬・プラザキサ（一般名：ダビガトラン）や２型糖尿病治療薬であるDPP-4阻害薬・トラゼンタ（リナグリプチン）を2011年に上市するなど、循環器・代謝領域の薬剤のラインアップの拡充が進んでいる。なお、NBIのジェラード・マッケナ社長はドイツ本社に異動する。