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中外 月1回ワンショットの骨粗鬆症治療薬を国内申請 大正と共同販売へ

公開日時 2012/07/19 04:00

中外製薬と大正製薬は7月18日、共同開発していた骨粗鬆症を予定適応症とするビスフォスフォネート系骨吸収抑制剤イバンドロン酸ナトリウム水和物(開発コード:中外「RG484」、大正「CT-064」)を、中外が同日付で承認申請したと発表した。同剤は月1回の注射薬で、ワンショットで投与できる。承認取得後は両社で共同販売する。なお、両社は月1回の経口剤も共同開発しており、現在フェーズ2を行っている。

中外は骨粗鬆症治療薬として活性型ビタミンD3製剤エディロール、アルファロール、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)のエビスタを手掛けている。今回のビスフォスフォネート系薬剤が承認されれば、骨粗鬆症治療で汎用されている作用機序の薬剤をフルラインナップすることになる。ビスフォスフォネート系薬剤のうち月1回投与タイプは、アステラス製薬と小野薬品がそれぞれ11年9月から販売しているボノテオ錠/リカルボン錠がある。

イバンドロン酸ナトリウム水和物はスイス・ロシュ社が開発した化合物。国内フェーズ2/3試験では、骨粗鬆症患者約1200人を対象に、同剤の有効性・安全性をリセドロン酸ナトリウム水和物を対照薬とした無作為化二重盲検群間比較試験にて検討した。その結果、主要評価項目の脊椎骨折の発生頻度について、イバンドロン酸ナトリウム水和物は対照薬に対する非劣勢を証明した。安全性については「海外の試験結果と大きく異なるものはなかった」としている。

海外でイバンドロン酸ナトリウム水和物は、ロシュが閉経後骨粗鬆症治療薬として月1回投与の経口剤と3か月に1回の注射剤を、また予防薬として月1回投与の経口剤を、製品名Bonviva(米国はBoniva)として販売している。一部の東欧諸国はグラクソ・スミスクラインが、一部のアジア太平洋諸国ではナイコメッドが販売している。

 

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