本誌 12年6月度病院薬剤採用調査 トップは2カ月連続でランマーク
公開日時 2012/08/24 04:02
ミクス編集部が行った2012年6月度病院薬剤採用調査によると、トップは5月に引き続き骨病変治療薬ランマーク(第一三共)だった。新規性と既存薬と比べた有効性が評価された。2位には、抗血栓薬イグザレルト(バイエル薬品)が入った。ランマーク同様新規性と既存薬と比べた有効性が評価された。いずれも、医師からの要望による採用が多かった。
◎新規処方調査 新規処方もイグザレルトが2カ月連続でトップ
医師の新規処方ランキングでは、抗血栓薬イグザレルト(バイエル薬品)が先月に引き続きトップで、新規性と他剤に比べた有効性が評価された。自由回答では、日本人を対象とした臨床試験に基づくエビデンスに期待する声があった。第2位には、2型糖尿病治療薬シュアポスト(大日本住友製薬)、痛風・高尿酸血症治療薬フェブリク(帝人ファーマ)がランクされた。
自由回答を見ると、「ジェネリックを希望する患者が増えている」「ジェネリック医薬品を積極的に採用」との意見がある一方、「ジェネリックよりは先発品を信用してしまう」との意見が見られた。
調査はMonthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答頂いた病院薬剤部から80病院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお 願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。臨床医についてはMCIとの協力により、内科系医師についてインターネットより回答を得た。