久光製薬 12年度第2四半期 震災影響のモーラステープ供給回復で増収増益
公開日時 2012/10/12 04:00
久光製薬は10月10日、13年2月期(12年度)第2四半期(3月~8月)決算を発表した。医療用医薬品事業は、11年3月の東日本大震災による宇都宮工場の被災などで売上減となった主力のモーラステープ群の供給が回復したことや11年8月に発売した疼痛薬ノルスパンテープが寄与したことで、医療用薬の医薬事業部の売上高は4.4%増の497億7800万円となった。同部の通期見込みは0.5%増の955億円。
販管費や研究開発費の減少のほか、前年同期に計上した震災影響による特損がなかったことで大幅な増益となった。
【連結業績(前年同期比) 通期見込み(前年同期比)】
売上高 719億3200万円(4.0%増) 1425億円(3.4%増)
営業利益 132億4800万円(0.3%増) 233億円(10.2%減)
経常利益 164億8100万円(3.6%増) 302億円(9.8%減)
純利益 93億3400万円(31.7%増) 181億円(1.8%減)
【主要製品売上(前年同期比)、億円 通期見込(前年同期比)、億円】
モーラステープ群 393.91(4.6%増) 754.00(0.0%)
モーラスパップ群 41.64(4.1%減) 80.00(2.9%減)
ナボール群 9.36(9.5%減) 18.50(9.6%減)
フェントス 16.99(24.2%増) 38.00(16.1%増)
ノルスパン 5.88(1236.4%増) 13.00(306.3%増)
エストラーナ 6.26(11.4%増) 11.50(1.5%増)