CSOのアプシェは11月５日、英国でCSOなどアウトソーシングサービスを手掛けるAPODI社と戦略的提携を行ったと発表した。アプシェを含め日本のCSOはMR派遣を中心に展開しているが、提携では、両社の成功事例を共有し、互いのノウハウを生かし、アプシェとしてはこれまで手掛けていなかったり、日本にまだなかったりする新しいサービスを生み出し、提供したい考え。

日本のCSOが海外CSOと提携するのは初めて。日本のCSOは、かつて10数社あったが、合併などで現在は日本CSO協会加盟社では９社、クインタイルズが売上シェアで６割程度でトップ。コスト競争も激しくなりつつあることから、各社は独自の付加価値を出そうと動き始めており、アプシェの取り組みもこの流れにある。

他社では最近では、今年５月、CRO・CSO事業を展開するメディサイエンスプラニングはeディテールサービスを展開するエムスリーと資本・業務提携を発表し、ネットとMR活動を組み合わせたサービスを検討している。また10月、CSOではトップ３クラスとみられるアポプラスステーションは、調剤薬局大手のクオールの傘下に入りし、今後の展開が注目されている。