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大正製薬 SGLT-2阻害薬ルセオグリフロジン ノバルティスと国内共同販売契約を締結

公開日時 2012/12/03 04:01

大正製薬とノバルティス ファーマは11月30日、大正製薬が創製し、2型糖尿病を予定適応症として開発中のSGLT-2阻害薬「TS-071」(一般名:ルセオグリフロジン水和物)の国内販売権に関する契約を同日付で締結したと発表した。この契約によってルセオグリフロジンは、大正製薬が製造し、大正製薬ホールディングス連結子会社の大正富山医薬品とノバルティスが共同販売することになる。大正製薬は契約一時金やマイルストーンをノバルティスから受領するが、具体的な金額は非開示。

SGLT-2阻害薬は日本で、ルセオグリフロジンを含む6成分(イプラグリフロジン:アステラス製薬/寿製薬▽カナグリフロジン:田辺三菱製薬/第一三共▽トホグリフロジン:サノフィ/興和創薬▽ダパグリフロジン:ブリストル・マイヤーズ/アストラゼネカ▽Empagliflozin:日本ベーリンガーインゲルハイム/日本イーライリリー)が開発後期段階にあり、2013年から相次ぎ承認申請される見込みとなっている。激しい開発競争に加え、各成分の申請時期が近くなる見込みのため、営業面でも競争激化が予想されている。

大正製薬広報室は本誌に、「競合品に遅れることなく承認申請したい」「報道などを踏まえると、ほぼ同時期に最大6成分の上市が見込まれる」とコメントし、糖尿病領域をはじめとするプライマリーケア領域で存在感を発揮しているノバルティスとルセオグリフロジンの価値最大化に取り組む判断に至ったと説明した。ルセオグリフロジンが承認されれば、大正製薬グループとしては2型糖尿病市場に初進出となる。一方、ノバルティスは、最主力品のひとつとして2型糖尿病を適応症とするDPP-4阻害薬エクアを販売しており、ルセオグリフロジンも手掛けることで2型糖尿病市場でのプレゼンス向上につなげる。
 

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