立場強める保険者グループ 日本版マネージドケア時代見越した戦略と警戒
公開日時 2009/05/31 00:00
民主党の代表交代が5月半ばに急転直下決まった。小沢元代表が居座れば、来るべき総選挙で政権交代の可能性は薄いとみられていただけに、民主党が「勝つかもしれない」に情勢が変わりはじめているが、一部の医療関係者には医療制度の歴史的転換が近づいているという警戒感や疑心暗鬼も拡大させている。中医協「支払い側」スタンスの政策民主党に対して、日本医師会など医療団体、関係者が警戒を持つのは、単に、「選挙に強い影響を持つ大団体は政権与党ではない政党を支持しない」という、いわゆる旧来型の単純な理屈からではない。民主党は周知のように、旧社会党、民社党などの勢力を飲み込んで成立した過程を持っている。そこで、なぜそうした来歴を持つ民主党に対する警戒感が強いかを分かりやすく考えるためには、医療費の実質的な決定・審議の場で...