身近なデジタルツール・システムを積極活用
かかりつけ医の“医療DX”への向き合い方
公開日時 2024/06/01 00:00
自然体での関わり方で医療版GAFAの構築へ医療DXの基盤となるオンライン資格確認が2023年度から原則義務化され、1年が経過した。ただし、大半の医療機関で同システムの導入が進んだとはいえ、マイナンバーカードの保険証利用や、そこから得られた診療・薬剤情報の利活用はまだ普及しているとはいえない状況だ。何よりも医療DXへの医療者の意識が追い付いていない現状も垣間見られるが、デジタル技術を用いて医療の効率化や質向上などの底上げを図っていくには、地域医療のゲートキーパーであるかかりつけ医の参加が欠かせない。日本臨床内科医会医療DX委員会の委員長としてオンライン資格確認の啓発に努め、自身でもデジタルツールを積極的に導入・活用している医療法人社団雄昂会やたがいクリニック(東京都荒川区)の谷田貝茂雄氏に、か...