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アステラスとアムジェン 日本市場対象の戦略的提携契約を締結 合弁会社設立 5品目を共同開発・商業化

公開日時 2013/05/30 05:04

アステラス製薬とアムジェンは5月29日、日本市場を対象とする戦略的提携契約を締結したと発表した。合弁会社「アステラス・アムジェン・バイオファーマ」を設立し、アムジェンが持つ高脂血症、骨粗鬆症、がんの各領域における計5つの開発品の国内共同開発・商業化を行う。アステラスは開発パイプラインの強化を、アムジェンは日本で長期的に展開するための事業基盤を確立することがねらい。今回の提携に伴い、アステラスは一定のロイヤリティをアムジェンに支払うが、このロイヤリティを除き、両社は今回の提携に関わる全てのコストと利益を折半する。(右がアステラスの畑中好彦代表取締役社長、左はアムジェンのロバート A. ブラッドウェイ会長兼最高経営責任者)

 

合弁会社はアムジェンが51%、アステラスが49%を出資する。10月1日から業務を開始し、2020年を目標にアムジェンの日本における完全小会社として独立させる。ただ、完全小会社化の後も、アステラスとアムジェンの提携関係は継続するとしている。合弁会社の代表には高橋栄一氏が就任し、両社から指名された経営陣と、アステラスからの出向者、アムジェンからの転籍者、新規採用者で構成する。

 

合弁会社とアステラスの両社で、アムジェン由来の計5つの開発品の国内共同開発・商業化を進める。具体的な開発品と国内の開発ステージは、▽高脂血症治療薬・抗PCSK-9抗体「AMG145」(開発コード)、フェーズ2▽骨粗鬆症治療薬・抗スクレロスチン抗体Romosozumab(一般名, 開発コード「AMG785」)、P2/3▽胃がん治療薬・抗HGF抗体Rilotumumab(AMG102)、P1▽胃がん治療薬・MET阻害薬(AMG337)、臨床開発準備中▽急性リンパ性白血病/非ホジキンリンパ腫治療薬・抗CD19 BiTE抗体Blinatumomab(AMG103)、臨床開発準備中――。AMG337以外は生物学的製剤。

 

早ければ2016年にも高脂血症治療薬の抗PCSK-9抗体AMG145を上市させる計画で、上市後の流通と販売はアステラスが担当する。製品ごとに、最長で2032年まで提携を継続する予定。生物学的製剤の製造はアムジェンが担当する。 

 

アムジェンは2008年に日本法人を武田薬品に売却した過去があるが、今回、日本市場で長期的に事業展開する足場固めをする。アムジェンのブラッドウェイ会長は、会見の中で具体的な売上目標を示さなかったが、「開発を進めている製品はいずれもアンメットメディカルニーズに応え得るものであり、日本での成功を楽観視している。マーケティング戦略についてもアステラスと共に発展させていき、2020年の完全子会社化につなげていきたい」と述べた。

 

【訂 正】記事中で、表記に誤りがありました。下線部を訂正しました。(修正済 5月30日11:40)

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