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米Onyx社 米アムジェン社の買収提案拒否の背景

公開日時 2013/07/05 05:00

米ナスダック上場のがん領域スペシャリティ製薬企業・Onyx Pharmaceuticals(本社・米カリフォルニア州サンフランシスコ、N. Anthony Coles最高経営責任者)は6月30日付で、アムジェン社から買収提案があり、これを拒否したことを発表した。同社によるとアムジェンからの買収提案は、同社の6月28日付の株価終値に約38%プレミアを上乗せした1株あたり120ドル、総額約100億ドルだったが、同社は財務アドバイザーのCenterview Partners LLC、法務アドバイザーのGoodwin Procter LLPと協議のうえ、提案は同社の価値を下回るものとして6月28日付で提案拒否をアムジェン側に伝えたと説明している。

 
同社は今回の提案内容では買収協議に応じることはないとしているが、一方でアムジェン側による買収額引き上げによる再提案や他社からの買収提案に関しては必ずしも拒絶するわけではないとの考えを示している。
 
一方で、一部の関係者の間では、今回Onyx Pharmaceuticalsがアムジェンからの内々の買収提案を拒否したことをわざわざ公表した背景には、より大きな製薬企業からの買収オファーの呼び水にする意向があるのではないかともささやかれている。
 
1992年創業の同社の2012年通期売上高は3億6220万ドルに過ぎないが、現在バイエルと共同販売している肝癌・腎癌治療薬ネクサバールの開発元であり、昨年には最盛期の年間売上高が30億ドルになると予想されている多発性骨髄腫治療薬Krypolisの上市にこぎつけた。さらに数品目の開発品があるなど癌領域の研究開発力には定評がある。
 
このため株式時価総額は60億ドルを超えており、一部のアナリストの間では同社の資産を正確に評価すれば140億ドルの資産価値あるという指摘もある。こうしたことも影響してか、一部外電の報道では、ファイザーやノバルティスが同社の買収に強い関心を示していると報じられている。

【訂 正】
記事中で、「(Onyx社は)現在バイエルと共同販売している肝癌・腎癌治療薬ネクサバール、大腸癌治療薬Stivargaの開発元であり、・・・」としましたが、大腸癌治療薬Stivargaの開発元はバイエルでした。このため、「大腸癌治療薬Stivarga」を削除しました。お詫びして訂正します。(5日15時40分)
 
 
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