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MSD 医師らへの12年度支払総額は約208億円 対売上約5% 講演会・説明会等に約86億円

公開日時 2013/08/08 03:50

MSDは8月7日、医師らへの資金提供内容を公開する透明性ガイドラインに基づき、2012年度(12年1月~12年12月)の支払い実績を同社ホームページ上で公開したと発表した。支払い総額は208億5400万円で、12年度の国内売上高約4000億円の約5%にあたる額だった。この中で、医療従事者向けの講演会や説明会の費用は約86億円に上った。この額は、これまで公開している会社の中ではノバルティス(約99億円)、ファイザー(約88億円)に次ぐ規模で、その後に武田薬品(約83億円)が続く。

 
支払い総額の対売上高5%というのは、これまで公開している会社の中では平均的な割合である。
 
支払い額の中で最も多いのが「研究開発費等」で全体で72億4400万円。うち9割近くが臨床試験費。「学術研究費助成費」は全体で36億6400万円で、その半分は大学の教室や講座などに対する研究振興や研究助成目的の奨学寄付金が占める。一般寄付金、学会寄附金含め提供先と金額を同社ホームページで公開している。
 
「原稿執筆料等」は全体で11億7800万円で、うち約11億円が自社製品や医学・薬学に関する講演の講師謝金に充てられている。原稿執筆料、コンサルティング等業務委託費用を含めホームページでは支払った先の医師名と所属施設のみを公開している。
 
他社と比べ比較的多かったのが「情報提供関連費」で全体で86億0100万円。講演会費が60億1500万円(4589件)。企業側からの製品などの説明会費用は17億7900万円(6万1196件)だった。
 
慶弔費や飲食費などからなる接遇費用(「その他の費用」で計上)」は1億6500万円だった。
 
A. 研究費開発費等 総額72億4400万円
共同研究費 5500万円
委託研究費 1200万円
臨床試験費 62億700万円
製造販売後臨床試験費 7億7100万円
副作用・感染症症例報告費 400万円
製造販売後調査費 1億9200万円
B. 学術研究助成費 総額36億6400万円
奨学寄附金 18億8600万円
一般寄附金 9億9800万円
学会寄附金 1億0800万円
学会共催費 6億7000万円
C. 原稿執筆料等 総額11億7800万円
講師謝金 10億9900万円
原稿執筆料・監修料 4500万円
コンサルティング等業務委託費 3400万円
D. 情報提供関連費 総額86億100万円
講演会費 60億1500万円(4589件)
説明会費 17億7900万円(6万1196件)
医薬・薬学関連文献等提供費 8億0600万円
 
E. その他の費用
接遇等費用 1億6500万円
注)各項目の総額はMSD公表数値で、各項目を合算しても総額と合わないところがある。
 
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