製薬協 透明性GLの公開方法の改善「各社にお任せ」
公開日時 2013/11/22 03:51
日本製薬工業協会の田中徳雄常務理事は11月21日、総会終了後の記者会見で、製薬企業から医師への資金提供を公開する透明性ガイドライン(GL)による公開方法が会社によっては不便だとの指摘があることに対し、指摘があることを認めつつも、「対応は各社にお任せしている」と述べ、製薬協では公開方法の改善には関与するつもりがないことを強調した。
GLに基づく情報公開については、企業によっては情報が入手しづらい、見づらいなど不便、不親切といった意見がある。
これに対し田中常務理事は、「GLは自主規制であり、各社の判断でやっていただいている。対応は各社にお任せしている。こちらからこうしてほしいと言うようなことは考えていない」と製薬協の姿勢を説明。伍藤忠春理事長は、「これだけ全般的な公開は世界的にも日本が初めて。これまでの状況からすると、ものすごい前進だ。(公開方法は)社会的信頼をいかに得るかという観点から、各社が判断すること」と話した。