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国際医療福祉大・足立教授 レルベア発売で喘息診療の向上に期待 簡便性や効果持続で

公開日時 2014/01/29 03:51

国際医療福祉大学臨床医学研究センターの足立満教授(写真右)は1月27日、グラクソ・スミスクライン(GSK)が開催した気管支喘息配合剤レルベア エリプタ(一般名:フルチカゾンフランカルボン酸エステル/ビランテロールトリフェニル酢酸塩)の発売会見で講演した。吸入ステロイド剤(ICS)や、ICSと長時間作動型吸入β2刺激剤(LABA)配合剤の普及で喘息による死亡例は大幅に減少しているが、足立教授は、現在の治療課題として治療アドヒアランス不良またはコントロール不十分な高齢患者の多さを指摘した。その上で、国内初の1日1回1吸入タイプのICS/LABA配合剤レルベアについて「簡便な操作によって確実にステロイドを吸入でき、有効と言える」と述べ、治療成績の向上に期待を示した。 

 

日本の喘息予防・治療ガイドラインでは、早期の段階からICSとLABAを併用し、重症度に応じて増量する治療指針が示されている。このように治療の柱となっているICS/LABA配合剤は、杏林製薬が昨年11月にフルティフォームを、GSKが同12月にレルベアを発売し、既存薬のアドエア、シムビコートと合わせて4剤ある。

 

足立教授は講演で、レルベアの特徴として、▽唯一の1日1回1吸入タイプ▽扱いが簡便な吸入器(エリプタ)で誤操作が少ない―の2点を挙げた。治療対象については、「軽症例から重症例まで該当するが、重症度に応じて高用量と低用量を使い分けていく」との考えを示した。
 

また、広島アレルギー呼吸器クリニックの保澤総一郎院長(写真右)も登壇し、レルベアの作用特性について、ICSのグルココルチコイド受容体への高い親和性による強い抗炎症効果と持続作用、およびLABAの高いβ2受容体選択性に基づく気管支拡張作用であると説明した。

 

◎重症例への新規抗体医薬への期待も

 

足立教授は喘息重症患者の治療実態にも触れ、開発中の新薬への期待感も示した。現在、ICS/LABAで症状の増悪が見られるケースでは、短時間作動型吸入β2刺激薬や経口ステロイド薬が使用されている。さらなる治療困難例には抗IgE抗体医薬であるゾレア(一般名:オマリズマブ)が12年から使用できるようになったが、それでもコントロール不良例が一定数存在するという。現在、GSKの抗IL-5モノクローナル抗体など、複数の抗体医薬が国内フェーズ3の段階にあり、足立教授は、こうした新規機序の抗体医薬へのニーズは高いとの見方を示した。

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