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エーザイ 分子標的薬レンバチニブの甲状腺がんP3で主要評価項目達成 6月にも日欧米同時申請

公開日時 2014/02/05 03:50

エーザイは2月3日、ファーストインクラスの新規結合型選択的チロシンキナーゼ阻害薬レンバチニブメシル酸塩(開発コード:E7080)について、放射性ヨウ素治療抵抗性の分化型甲状腺がん対象の国際フェーズ3試験(P3)で主要評価項目の無増悪生存期間を有意に改善したと発表した。同社は6月中の日欧米同時申請を目指す。それぞれの当局から希少疾病用医薬品の指定を受けている。

分化型甲状腺がんは、甲状腺がんのおよそ95%を占め、その多くが手術および放射性ヨウ素療法で治療できるが、一部に治療抵抗性の患者も存在する。この患者群を対象に実施されたP3には欧米やアジアから100以上の施設が参加し、392人が登録された。有害事象には高血圧や下痢、食欲減退、体重減少、嘔気が確認されている。試験結果の詳細は今後、関連学会で発表される見込み。

レンバチニブは、エーザイが創製した経口タイプの分子標的薬。血管新生や腫瘍増殖にかかわるKDR(VEGFR-2)、Flt-1(VEGFR-1)、RET、FGFR1、PDGFR-β、c-kitなどの受容体チロシンキナーゼを阻害する。甲状腺がん以外の疾患での開発も進行中で、国内で肝細胞がんがP3、非小細胞肺がんがP2の段階にある。

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