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米FDA 情報技術専門家に便利なデータベースを発足

公開日時 2014/06/12 03:50

米食品医薬品局(FDA)は6月2日、情報技術専門家が、FDAが収集した公衆衛生にかかわる重要な情報のデータベースに容易にアクセスできるopenFDAと称するサイトを開設した。同サイトの開設は、データ公開の推進を命じた「データ公開大統領令」(Presidential Executive Order on Open Data)および保健福祉省のヘルスデータイニシアチブ(Department of Health and Human Services Health Data Initiative)を受けての措置。


openFDAでは、携帯電話アプリケーション作成者やウェッブページ作成者およびデータ可視化クリエーターや研究者など情報技術専門家が必要に応じて、素早くかつ大量にFDAの公開データにアクセスできるように工夫を施した。


FDAのWalter S Harris最高執行責任者(COO)および最高情報責任者代行は、「openFDAの取り組みは、ユーザーが使いやすい方法でFDAの膨大なデータとリソースを入手するための新規の技術であり方法である」と説明したうえで、「openFDAは、官民両部門でFDAの公開データを活用して、イノベーション、先端的科学研究、大衆への啓蒙・啓発、公衆衛生保護などに携わっている人々を助ける貴重なリソースである」とその意義を強調した。


今回公開するデータには、2004年から2013年にFDAに報告された医薬品副作用や医療過誤のデータ数百万件も含まれている。これらデータでは個人情報は除外されている。FDAは、今後、製品回収情報やラベル情報もこのなかに入れる方針だ。


FDAのTaha Kass-Hout最高ヘルスインフォーマティクス責任者(CHIO)は、「openFDAは、種類別のデータセットをまたがって容易に検索かつ調査が可能なように拡張可能なプラットフォームで提供されると同時に様々な目的に応じて、容易に再配置や改変が可能である。そのため、画期的な公開データの検索および分析的ソリューションを提供することになる」とその特徴を説明した。


openFDAは、データセットを提供することに加え、データの応用に焦点を当てることでFDAの公開データの革新的な使用法を促進することやユーザー相互およびFDAドメインの専門家との交流の場の提供も目的としている。
 


 

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