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BMSとファイザー 抗Xa薬の中和剤を導入、国内開発へ

公開日時 2016/02/09 03:50

米ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)と米ファイザーは2月4日、米Portola Pharmaceuticals社の抗Xa薬による抗凝固作用を中和するandexanet alfa(一般名)について、BMSとファイザーが日本で開発・販売する契約を締結したと日本法人を通じて発表した。日本での開発スケジュールなど詳細は開示していない。Portola社は前払金1500万ドルのほか、今後の薬事的マイルストーンで2000万ドル、売上に基づくマイルストーンで7000万ドルなどを受け取る。BMSとファイザーは世界で抗Xa薬エリキュース(一般名:アピキサバン)を販売している。

andexanet alfaは修飾されたヒト第Xa因子分子。血中で、経口剤もしくは注射で投与された抗Xa薬を特異的に標的とし補足するデコイとして作用する。いったん結合すると、抗Xa薬は第Xa因子に結合して阻害することができなくなり、通常の止血プロセスが回復する。大出血や緊急手術が必要となる抗Xa薬服用中の患者などに用いる。

BMSスペシャリティ医薬品開発責任者のダグラス・マニオン氏は、今回の契約締結について、「エリキュースを含む第Xa因子阻害薬に対する初の中和剤を日本の患者に提供するというゴールへの重要な一歩」とコメント。ファイザーのグローバル・イノベーティブ医薬品事業部グローバルメディカルアフェアーズ担当シニア・バイスプレジデント兼責任者のローリー・オコナー氏は「現時点では承認された中和剤が存在しない。当社とBMSはPortola社と協力し、エリキュースの中和剤として日本でandexanet alfaの開発を進めたい」としている。

海外ではPortola社が15年12月に米FDAに承認申請し、欧州では17年に申請する予定。

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