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CSLベーリング・モランジュ社長 7月にも営業組織を領域別に 5年で売上倍増目指す

公開日時 2016/02/10 03:50

CSLベーリング日本法人のジャン・マルク モランジュ社長は2月9日、2015年11月の就任後初めての記者懇談会を都内で開き、7月にも領域別営業組織を導入することを明らかにした。現在はエリアで全製品を担当する形だが、扱う製品が血友病や希少疾患向けなど専門性が高く、専門医に対し、より専門性の高い情報提供、対話をしていく必要性や、新薬パイプラインから、領域別営業が必要と判断した。血友病領域を成長ドライバーに、新製品の発売や新営業組織により市場浸透、市場開拓を進めることで、「5年内に2倍の売上を達成したい」と抱負を語った。

新組織は、「血友病」「免疫・希少疾患」「周術期出血」の3領域に分ける。同社はMR数は開示していないが、訪問施設数の多さから周術期出血領域にリソースの半分程度を配分するという。MR数の増員は現時点では検討しておらず、社内トレーニングなどで専門性を強化することで対応する。希少疾患は診断率が低いことから、診断、治療に結び付けられるように支援することも重要な活動の1つとなる。医師へのアプローチではメディカル職も活かす。具体的な組織体制は現在詰めているという。

5年後は過半を新製品売上で

同社は日本法人の売上高など決算データは開示していないが、現在ほとんどが既存製品による売上で占めるところを、モランジュ社長は5年後には売上の半分以上を新製品が占めるように成長を図る方針を示した。

成長ドライバーの「血友病領域」では、15年12月に承認申請した「rIX-FP」(遺伝子組換え血液凝固第9因子製剤フュージョンプロテイン製剤」、16年の後半にも承認申請予定の「rVIII-SC」(遺伝子組換え血液凝固第8因子シングルチェーン製剤」などを投入する予定。「rIX-FP」は長時間作用型で、同様の第7因子製剤「rVIIa-FP」も国内治験を開始したところ。「rVIII-SC」は、製剤の安定性を高め、少ない量で効果を発揮するよう設計された製剤だとしている。

「周術期出血領域」では、ワーファリンなど血液凝固を防ぐ薬剤を服用中の患者が緊急手術をする場合などに、大量出血を防ぐ製剤のプロトロンビン複合体製剤の開発を進める。複数の血液凝固因子からなるプロトロンビン製剤で、16年後半の承認申請に向け準備中。

「免疫・希少疾患」では、14年1月に発売した免疫グロブリン製剤ハイゼントラ20%皮下注(「IgPro20」)に、特定疾患で進行性の筋力低下などが起きる「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」(CIDP)の適応追加するための治験を進めており、現在フェーズ2/3。また、生まれつき病原体に弱い症状を示す「原発性免疫不全症候群」(PID)の治療薬として10%静注用免疫グロプリン製剤「IgPro10」も開発する。海外では既に上市しており、日本でも迅速に開発できるよう検討する。同剤への適応追加も検討する。

なお、モランジュ社長の前職はMSD日本法人でワクチンなどのマーケティングに携わってきた。47歳。

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