ヤンセン 白血病薬イムブルビカ 「再発又は難治性マントル細胞リンパ腫」で適応追加申請
公開日時 2016/04/13 03:50
ヤンセンファーマはこのほど、再発・難治性の慢性リンパ性白血病治療薬として3月28日に承認されたイムブルビカカプセル140mg(一般名:イブルチニブ)について、効能・効果に「再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫」(MCL)を追加する申請を日本で行ったと発表した。MCLは、悪性リンパ腫の一種。稀な血液がんで、全悪性リンパ腫のうち約3%、推定患者数は約1600人。
3月31日に発表した。同剤は、疾患の進行に関与するブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)を標的にし腫瘍細胞の生存シグナルを阻害し、増殖を抑制するとされる。1日1回投与。
多くの患者は初診時に進行期で、予後は一般的に悪く、全生存期間の中央値は約4~5年。発症年齢中央値は60歳代半ば、男性に多い。